演劇マスター音源作成のため、音楽編集ソフトにつき「目的」と「内容」を以下に説明する。
ソフトの実際の操作「方法」の詳細は一般サイト確認の事。以下一例
https://apple-geeks.com/audacity-34749
ただし、全ての操作を覚えると大変なので、作業しながら必要な所のみ見ると良い。
1.目的
舞台の演出効果を出すため、本番の操作をする際にやりやすくする。
1)通常音楽のデータは、曲のデータが開始してから0.3秒程度無音期間がある。
舞台上のジャストのタイミングで音を鳴らしたい。0.3秒の遅延もさせたくない。
このため、データの冒頭の無音期間を削除する。
2)音楽が終了した後、CDプレーヤやPC、スマホなど再生ソフトは次の音を
連続で再生してしまう事がある。これを防ぐために、音楽終了後に停止ボタンを押して
再生を止めたいが早く止めすぎると音楽の最後が切れてしまう。
よって、停止ボタンを押す時間をかせぐために、曲の最後に無音期間を付加する。
3)曲の短縮、延長、付加
①曲データを切り取って短縮する
②曲データの一部をコピーして、中に張り付けて追加する。
③別の音楽データを切り張りして貼り付ける。
2.作業内容
1)全体の流れ
①以下で編集したい音源データを読み込む
メニュー→ファイル→取り込み→音声の取り込み
②以下2)3)等で編集
③以下で編集した音を保存する
メニュー→ファイル→書き出し→MP3として書き出し
もちろん、必要ならMP3でなく別フォーマットでも良い。
④今回編集した編集情報を以下で保存しておく
メニュー→ファイル→保存→保存
注)③と④の保存は意味合いが異なる。
③は再生するための音データの保存。これは必要。しかし、今回保存した以上に別の編集をしたくなる場合がある。その場合、今まで作業した編集内容は③では保存されない。
④で保存しておけば、編集内容が保存されるので、次にまた別の編集(例えば2回繰り返しを3回繰り返しにする)を行いたい際に、ファイル→読み込みで、前回の保存内容をすぐに読み出せる。
2)音の一部削除
①再生ポーズボタンで音を再生しながら削除したい場所を特定する。
②「選択ツール」(I文字のようなボタン)を選ぶ
④以下で目的の場所を削除
メニュー→編集→削除
3)曲のフレーズ(一部分)をコピペして繰り返す
①編集用のトラックを以下方法で追加する。
メニュー→トラック→新しく追加→ステレオトラック
④コピペしたい場所をマウス左ドラッグで選択する。
貼り付け後の違和感なくするため、前後少し長めに選択する。(のりしろ部分)
のりしろ部の長さは0.5~2秒程度。
⑤以下で音データをコピーする。
メニュー→編集→コピー
⑥追加したトラック上で、繰り返し音を挿入したい所をマウスで選択
⑦以下で追加トラック内に音データ貼り付け
メニュー→編集→貼り付け
⑧元トラック上で、新しいフレーズを挿入したい場所をマウス左クリックで選択する。
⑨以下で元トラックの音楽データを分割する
マウス右クリック→クリップを分割
⑩分割した後ろの音データの上の部分にマウスを持って行って手のひらアイコンにして
その後、音データを後ろに持って行き、挿入用の隙間を作る。
⑪追加したトラックの音データをマウス左ドラッグして⑩の間に入れる。
⑫元データと挿入データの両方ののりしろ部分をマウスで同時に選択する。
元データのトラックをマウスで左ドラッグして選択→マウスを離さず追加トラックののりしろ部分を選択
⑬再生ボタン押して挿入前後の音データを再生させて、大体OKであることの確認をする。
場所が違っていたら、挿入位置を変えたり、マウスドラッグで挿入の音の時間を延ばしたり減らしたりできる。
⑭重複させたのりしろ部分を以下方法でくっつけて、挿入前後をの違和感をなくす。
メニュー→エフェクト→クロスフェード→トラック
⑮くっつけた音を再生して違和感ない確認する。
違和感あるなら以下で元に戻る
メニュー→編集→元に戻る
3.注
1)操作方法の詳細
⑪~⑮の貼り付け時を綺麗にする方法(クロスフェード)は言葉で書くと面倒だが以下サイトを参考にすると分かりやすい
https://taira-komori.jpn.org/34crossfadetracks.html
その他、編集のテクニックは以下サイトに詳しい
https://taira-komori.jpn.org/audacityeffectstop.html
2)上記繰り返しと同じ手法で、別のトラックに別の音源データを読み込み
クロスフェードすれば、2つの別の音を合体する事ができる。
3)曲の最後に無音期間を追加したい場合は、以下で行う
①短い無音期間(1秒以下でもok)を選択する
②上記方法で曲の後ろに①を張り付ける。場所は必要なだけ(数十秒程度)。
③それで保存すれば最後に無音期間が数十秒伸びる。
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