2021年9月20日月曜日

芝居の楽しみ方とか自分自身の評価のしかたとか部活の楽しみ方とか

 1.演技の評価とか

自分が上手くなったら嬉しい。

でも、自分で自分を見られないから、上手くなったかどうかわからない。

逆上がりなら、できたかできないかが自分で判定できる。

できない事ができるようになったら、わかる。

だからできるようになったらうれしい。

演技は他人の評価でしかわからないから、直接的にわからない。


対策1→自分を客観的に見る力をつける。

これは芝居していると感じる事だが、まず、自分の意識を2つに分裂させる。

メインの自分は役に入り込んで演技する。

サブの自分は、今の自分がどう演技しているかを客観的に観察して、

メインの自分にフィードバックをかける。

いつも言われている事(声量、滑舌、立ち位置、表情などなど)を自分で

判断しながら演技する。

(基礎連の時に、注意点を言葉で言ってもらうのはこのため)


これができるようになると、前回と比べて、自分が上手くやれた、変わらないか、

下手だったかがわかる。それにより演技も上手になる。


対策2→共演者、他人の演技をよく見る。

遊びでやるスポーツのラリーが続くと面白い。気持ちがいい。

それと同じで、演技も共演者と演技が噛み合って連携が深くなると

やってて気持ちがいい。 


1で言う、メインの自分として(役として)共感しても敵対しても。

役としてしっかり噛み合うと、舞台の上で生きる事ができると楽しい。


また2で言うサブの自分として、演じている自分として、共演者の演技を

リアルタイムで評価して、表情が上手いとか、感情が入ってるとかの

評価もリアルタイムでできるようになると、じゃあ、俺も頑張るか、って

励みになる。

当然、袖で見ている時は、完全に客観的に友達の演技が見えるから、

これはいいな、とか今回は乗ってないな、とかわかる。

今回はイマイチだな、とか、今回変えてきたね、とか言える。


2.しょせん芝居なんてさ

「ねばならない」を続けると面白くなくなる、かな。

もちろん、お客さんが感動してくれたら嬉しい。

大会で良い評価になったら自分も嬉しいし、他人からも褒められる。


でも所詮、芝居は「やらなくても良い事」。

やらなくても誰も死なない。テストの点も良くならない。

むしろ時間取られるから、テストの点も下がるかもしれない。

他の遊びをする時間も減る。


芝居やって、つまらないダメダメ劇やっても、誰かの

血が流れる訳では無いし、自分の財布が軽くなる事も無い。

だから結局ダメ元。遊びみたいなもの。


3.結局それでも

その前提で。

それでも、昨日よりいい芝居ができたら楽しい、嬉しい。

だからやるんだろう。

練習の調子悪かったらその日は下手になっただけ。そういう日もある。

別の日に盛り上がったらがんばればいい。


お互いそういうスタンスでやっていったら、心の風通しが良くなるんじゃないかな。

日々練習場でお互いに、その日の自分を高めあう、

生きた時間を過ごす事が自分への一番のご褒美なんじゃないかと思う。


そうして、充実した時間をずっと積み重ねていったら、

きっと本番で面白い芝居ができるはず。


その上で。

大会の勝敗などの評価はアイスのおまけと同じ。

沢山買えば当たる確率は上がるけど、当たらない事もある。

充実した練習を沢山積めば勝てる確率は上がるけど、

結局、結果は時の運。

オマケだと思っていればいい。


そんな事考えてます。