2022年8月17日水曜日

照明シミュレータ(5)

照明ソフトCaptureの概要(2022年8月17日情報)


1.ソフトの目的

(多分)実際に照明卓を操作するためのソフト。

操作卓が無くても練習できるようにPC上で画面を見ながら操作ができる。

有料

 英語版1ライセンス395ドル 

  https://www.capture.se/Products/Capture

 日本語版 61990円

   https://www.urakataya.com/product-list/873

無料

 Student Edition

  https://www.capture.se/Downloads/Download-Capture/StudentEdition


2.導入

 私の目的(というかこのまとめの目的)は照明プランの作成なので、ソフトの目的とは

 かなりずれる。しかしStudentEditonでとりあえず行けそうなので行ってみる。

1)Student Editionをまずインストール

2)インストール後はライブラリが無い筈。

 プロジェクトのライブラリタブを開き、歯車マークから最新のライブラリを

 ダウンロードとインストールを実施。 データが大きいのでじっと待つ。

 完了すると使える。


3.シミュレーションのしかた

1)舞台のデータを作る。

 結構これが大変。用語も使い方も概念もわからないのでここで挫折する方もいそう。

 参考までに私が取り合えず作ったチュートリアルデータです。ダウンロードしてお使いください。ファイル→開くで行けます。

https://drive.google.com/file/d/1J6GYcouOuMl4UtrjMuBcJOc_1CduFeV8/view?usp=sharing

2)ライブラリから追加、および位置データ、サイズ等を修正

2-1)まず、舞台のデータを作る。

 ライブラリのオブジェクトから舞台やホリゾントなどを選んで、アルファビュー、ベータビュー、ガンマビューのどれかに入れると使える。

 例えばFormsのBoxは立方体のデータである。これを入れてみる。

 つぎに、これを変形して目的のサイズにする

 目的のオブジェクトを選んで、デザイン→選択されたアイテムをクリック

 幅や高さ奥行きのサイズを入れられる。

 位置の変更などはマウスで可能

2-2)照明を置く

 ライブラリ→フィクスチャを選ぶと、各種照明が選択できる。

 色付きの照明と、色なしの照明がある。 照射各などもある。

 試しに入れてみて、パラメータをいじるとどんな照明かわかる。

 位置と方向はマウスかデザイン→選択されたアイテムで変更可能。

 サイズはかえられない。

 



2022年8月16日火曜日

照明シミュレータ(4)


・ フィクスチャ(照明)をグループ化してフィクスチャグループを作れる

 グループを作って、複数のフィクスチャをそれに入れると簡単に同時選択できる。

 同時選択すれば、照明の明るさ調整などを同時にできる。


・ライブラリに無いデータ(人体など)は3Dソフトからインポートできる。

 私がやったのは3DソフトのDAZ StudioでObjファイルにエクスポートし、

 Captureのファイル→インポートモデルでインポートした。

 縮尺は0.01m(10cm)にすると大体いい感じ。

 しかし3Dソフトは精度が非常に高く、データが非常に大きい。(数十MB)

 よって読み取り失敗する事がある。 しかし、無視して読むと大体読める(私は読めた)

 本当は3Dソフト側で、もっと精度が低い、のっぺりした人体モデルがあると

 良いのだが、そのような需要が無いらしく巷にはあまり見当たらない。

 探せばありそうだが・・・どたたか詳しいかたご連絡下さい。












照明シミュレータ(3)

◎ 照明の詳細操作

・照明の位置などは全表示モードでできるが、照明自体の色、ON、OFF制御は

 表示をライブにして実施する必要あり。

・色は色付きライトでしかつけられない。

・色付きのライトの制御はRGBではくHSV(強さ、彩度、色相)で制御する。


・照明の広角、夾角などの広がり角度はフィクスチャの画面のオプテックで行うが、自由には

 選択できない。 あくまでリアルな照明装置のシミュレータなので、その照明が可能な

 操作(40度、24度)しか選択不可



照明シミュレータ(2)

使い方などわかったこと

◎レイヤ

全ての物(舞台でも照明でも小道具でも)に対する操作は選択→編集の順で行う。

しかし、物が増えてくるとマウスでの選択が上手にできない、選択しにくくなる。

よって舞台(床、ホリゾントなど)、役者、照明を別のレイヤーに設定する。

レイヤ毎にロックをかけると選択できるが移動できなくなる。

レイヤ毎に選択不可能にすれば、そもそも選択できないので、もっとやりやすい

今操作したい物だけを簡単に選択できるようになると作業効率が上がる

レイヤ毎に表示色変えるとわかりやすくできる


◎表示モード

実際に見えているように表示:ライブ

操作、編集の為に見やすいように物を表示:ワイヤーフレーム、プロット、カスタム


◎イメージ保存

今の表示されているイメージを保存するやりかた

ライブ表示の保存:レンダーイメージ

その他の場合:イメージ保存





照明シミュレータ(1)

長年の懸案だった照明シミュレータソフト。

昨日使えそうな物を見つけた。

以下レポートする。

非公式なので間違った認識あるかもしれないので、使用、参照にはご注意下さい。


名前

Capture  (Student Edition) 無料!


紹介記事

https://lightingkizai.blog.fc2.com/blog-entry-122.html


ダウンロードリンク

https://www.capture.se/Downloads/Download-Capture/StudentEdition


取り合えずできたもの


今までわかった事

・英語なので翻訳したり原語読んだりする必要あり

・プロジェクトを作って舞台照明シミュレーションできる。

・照明、ステージなどは準備されている物(ライブラリ)から選択して使う

・ライブラリはソフトに入っていないから、初回ダウンロードして使う

・3Dモデルソフトだが、目的が多分照明機器の販促(もしくは実動作前のシミュレーション用)なので、照明機材などは、リアルな物である。

 なので一般の3Dソフト使ってシミュレーションする場合は照明のサイズを2倍3倍に

 拡大とかできるが、このソフトはリアルな物を使うので、拡大できない。

 あくまで2個3個設置しなければならない。(照明沢山買ってくださいね?って事か?)

・照明に色を付けるのは既存照明にセロファンで色付けする、ではなく、

 色付きの照明の色を変更する、で対応。 白い照明は白いまま。

・慣れないと用語がわからない

 照明:フィクスチャ

 照明卓の設定:ユニバース