2022年11月27日日曜日

柏崎市長への手紙(再掲)

 柏崎市長 櫻井 雅浩様



ゆりが丘在住 山崎 勇と申します。

以下、長文になりますが、提言させていただきます。


1.提言内容

以下施設における、利用者への一律のマスク着用願い表示の撤廃

入口での機械による着用依頼音声の停止

利用者全員への過度な着用要請の撤廃

即時が困難であれば数か月かけて段階的な撤廃


①市の管轄施設

②委託事業者管轄建物(アルフォーレ、産業文化会館)などへの指導

③学校

④その他、市の関連施設


2.提言理由

1)背景

 私も感染対策としてのマスク着用のメリットを否定しませんし、

 無論、感染可能性有る場合や体調不良の時は入館を控えるとか、

 咳エチケットの依頼は同意いたします。

 当然マスクしたいという方に着用禁止すると言う事でもありません。

 国全体の状況含めメリットを承知の上での提言です。


2)私個人として現在の全国民マスク着用のデメリットを感じております。


・自分が着用する際の息苦しさ不快感

・周囲の人々の表情を読めない不安感

・名前を覚えられない、個人として会話しにくい不安感


さて、施設に全員一律の着用願いがあると、私のようにマスク着用に不快感を

持つ人間は以下の選択肢しか取れません。


・施設を使用しない

・不快を我慢して着用した上で使用する

・お願いを無視するという罪悪感を持たされた上で着用しないで使用する。

 お願いを無視する社会的不適合者として他の利用者から白い目で

 見られた上で使用する。


民間の施設であれば使わなければ良いですが、市民として選択肢の無い

市の施設利用サービスを制限させられているという事になります。


これらは、一市民としての直接考える理由ですが、ネットの声を見ると、

私と同じ気持ちを持つ人もおります。なので、柏崎においても、

市民のうち数百人以上は同様に感じているのではないでしょうか。


今、このような声を大きく聞くことはありませんが、

声を上げると目立つ事になってそれを嫌う心理があったり、

女性や子供などの弱者はいわゆる「マスク警察」から着用強制するよう

暴言、暴力を受ける恐れを感じているため、大事になっていない

だけではないでしょうか。


3)以下の心理的問題があり、長期化する程大きな悪影響が出ると推定します。


・子供への影響

 先生を始めとして全ての大人がマスクを着用しております。

 子供は大人をお手本として真似をしながら成長します。

 なので、通学時、体育時など屋外でマスクを外すよう指導しても

 嫌がるようになっており、通学時一人で歩く子供の殆ど着用しています。

 今後、感染対策不要となった時も、子供達がマスク非着用者を

 異常者とみなすモラルを持つ大人になる可能性が高い。

 私達は今後、そのような社会を本当に望んでいるのでしょうか。

 また、顔を出すのを異常に恐れる思春期特有の不安が高まり

 不登校の要因にもなりうるでしょう。

 

・高齢者においても、表情が読めなくなり、個人の認識が

 できなくなります。元々弱っていた認知の機会が減って

 認知症の発症、悪化リスクが高まる恐れを感じています。


・海外はマスクフリーが主流となっており、着用している国は

 感染が蔓延する危険な国という印象を与えてしまい、

 今後、海外からの観光客を誘致する際のデメリットとなります。

 また、グローバル化が進んで、マスクが無い海外に若い人々が

 出て行く際の心理的障壁になる恐れを感じます。


4)全員着用依頼の根拠

①Covid19は2年前と感染状況が異なって弱毒化している

②スーパーコンピュータでのシミュレーションなど見た目派手な

 プレゼンテーションはあったが、マスク率ほぼ100%の日本と

 着用率が低い他国を比べて感染予防に効果があったという疫学的な

 証明はされていない。


3.提言の根拠

2-3)に示したように、マスク着用により心理的デメリットがある、

というのは私がメディア、ネット、書籍から得た知識を元にしています。

また長年アマチュア演劇をやっている関係で、表情と人間関係

について強い印象を持っているのも関係しています。

これらは一般人による推定で、統計的な裏付けはありません。


しかし、逆にデメリットが無い、という数値的裏付けも無い訳です。

感染予防だけで見ればマスク着用の効果はゼロでは無いが、全員着用は

長期的に見ると社会的デメリットが大きすぎると推定します。


そして、統計的に証明できる程の悪影響があったとしても、歴史は

後戻りできないので、発覚した時点で既に取り返しがつきません。


よって、現在できる最善は、市民が生活する現場で、個人個人が

着用・非着用の判断して行動するようなしくみにすべきでしょう。


そして現在、屋内でマスクを外すよう依頼する文書は無い訳ですから

バランスを考慮すると着用を推進するような表示、依頼も

避けるべきと考えます。


4.柏崎市長へお願いする理由

1)外的状況

マスク着用について、政府、厚労省、新潟県からの通達は実質強制

であると言えども文章としてはガイドラインや推奨です。

という事は、各自治体の判断で具体的な現場の決定は行える筈です。


2)行政の状況

今週、柏崎市の健康推進課、総務課の職員の方とも懇談し、上記

着用依頼の撤廃について提言いたしました。私の趣旨は理解いただき

ましたが、具体的な決定については職員レベルでは権限が無く、

市民の総意を受けた市長の判断に従うという事でした。


3)議会

市議のお一方に相談し、私の個人的な思いも納得できるものではないかと

言う言葉をいただきました。


4)民間施設

実際の事業者について知っている訳では無いですし、基本は民間施設の

代表者の決定によるものになるでしょう。しかし、やはり民間の施設も

リスクを負う事を嫌い、市や県の施設のガイドラインに

沿ってマスクの依頼をしている所も多いと推定します。

よって市の施設、関連施設での対応も率先してお願いしたい。


5.最後に

提言内容、全く理解できない話では無いとは思いますが、感染症対策のみを

重視すれば、実施は困難である事は重々承知しております。

しかし、経済、社会マインド、子供への影響など、早期に具体的な

対策を開始すべき事と思いますので実現を期待しておりま