録画した映画見ました。
原作は途中まで読んでいて、大体知ってた。
数あるエピソードとテーマをどうまとめるか?と思ったけど
綺麗に良くまとめているのはさすが是枝監督。
当然短い時間の中で全てをお客に説明する事はできないから
わからない物はわからない、でもしっかり物語を成立させている。
私としては唯一もったいない感は豪華な脇役陣の大量投入。
当然良い芝居をしてるんだけど役者さんの色が濃すぎて
あんまり話に集中できんかった。
私がインドやヨーロッパの人間で、個々の役者を知らなかったら
「すごい!いいなー、うまいなあー」と思ったのかもしれないけど。
「あーリリーさんいい仕事してるなー」「大竹さんさすがやなあ」
的な感じになっちゃって。
これは私のプロデューサ病が問題なのかもしれないが。
興行成績上げるためには色々なキャストもいれて、という
営業的な事情もあるのかもしれないけど考えすぎかな。
当然メインキャラの綾瀬さん達は知っているんだけど、あんまり
気にはならない。これはなぜだろう?
つまり、あれかな。メインキャラは登場した時点では、「あ、綾瀬はるかだ」という
認識がされるが、物語の中で綾瀬=長女という図式がだんだん成り立って行く。
しかし脇役は登場シーンが少ないから、その役者の色がその物語の中で
キャラクターの色になっていく時間が与えられずにシーンが終わってしまう。
知らない役者はその役者の色がついていない(少なくとも私の認識の中では)
から、そのキャラクターとして認識されて、スムーズに物語の中で感情移入できる、
って事なのかな、とも思った。
これって、私達がやってる芝居にも言える事なんだよね。
うんうん。何事も勉強だな。
0 件のコメント:
コメントを投稿